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ドクターズコラムDOCTOR'S COLUMN

秋の肌

vol.39「秋の肌」

2023.10vol.39

秋も深まって参りました。
過ごしやすい気候でお出かけが増えた方も多いのではないでしょうか。
今日のテーマは「秋の肌」です。

秋は肌荒れの多い季節です。外来でも軽いかゆみ、乾燥など軽い炎症(=肌荒れ)で来院する方がとても多いです。まずはその理由についてお話しします。

  • 乳液
  • 原因は様々ですが、まずは乾燥。
    秋になると急に温度と湿度が下がります。夏の間行っていたさっぱりしたスキンケアを秋になっても続けていると、いつの間にか肌が乾燥してしまうでしょう。

次に夏の紫外線の影響。
紫外線を受けると皮膚は炎症を起こします。それがしばらくすると皮膚の角質が厚くなり、厚くなった角質は水分を蓄える力が弱くなるため、乾燥しやすくなります。乾燥した肌は刺激に過敏になり、かゆくなったり赤くなったりと荒れやすくなります。

また花粉症も多い季節。
春のスギ花粉症に比べれば花粉症の方は少ないですが、ブタクサやヨモギなど、秋の花粉症は意外に多いものです。また夏に繁殖したダニなどの昆虫の死骸が家の中でハウスダストとなり、アレルギーの原因になっていることもあります。

  • お肌に悩む女性
  • 花粉症や吸入アレルギーの皮膚症状としてかゆみ、赤みが出ることがあります。
    他にも急な温度変化で体調を崩しやすく、体調とともに皮膚も調子を崩すことがあります。
    これらいろいろな原因が複雑に関与し、もともとの肌質や体質も影響して肌荒れを引き起こします。

次に対策です。
涼しくなったことを感じたら、すぐにしっとりタイプのスキンケアに変更することをお勧めします。冬ほどは乾燥しない季節ですが、保湿は早めに、しっかりと行いましょう。
朝晩の洗顔のあとは化粧水でしっかり水分を与え、乳液で水分を閉じ込めましょう。しっかり保湿することで肌がしっとり柔らかくなり、本来持っているバリア機能を保持し刺激に反応しにくい肌となるでしょう。

  • アレルギーの写真
  • 秋の花粉症の原因、ブタクサとヨモギは空き地や公園、河川敷で頻繁に見かけるキク科の雑草です。草の植物であまり高くならないのでスギほど花粉は飛散しません。飛散距離が短いので、ブタクサの生えているところに近づかないのが最も簡単な花粉症対策ですが、公園や河川敷など行かれる場合はマスクを着用しましょう。花粉のサイズはスギ花粉の約半分。マスクをすり抜けて体内に入りやすいので密度の高いマスクを着用する必要があります。

秋の花粉は花粉の小ささから気管に入りやすく咳が出やすいという特徴があります。ひどい場合は内服薬を飲むのも良いでしょう。毎年秋に鼻水やくしゃみ、目のかゆみが出て困るという方は今後のために一度皮膚科や内科で血液検査をして花粉症かどうか調べてみることをお勧めします。

  • 掃除の写真
  • ハウスダストのアレルギーの一番の予防はお部屋のお掃除です。お部屋のほこりをしっかり除去し、寝具も清潔に保ちましょう。

暑かった夏が終わり、秋はお出かけしやすい季節です。スポーツや芸術の秋ということでイベントもたくさんありますね。正しいお手入れや対策を行えば、肌荒れしやすい秋も健康な皮膚でいられるでしょう。肌荒れを気にせずおでかけを楽しみましょう。

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嵯峨 真輝 (さが まき)先生

学生の頃から小児皮膚科や女性特有の皮膚科疾患に特に興味を持って学んできました。私自身も妊娠・出産を経験し、子供を育てながら医師の仕事を続けております。

専門分野
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
資格・学会
日本皮膚科学会正会員 日本レーザー医学会認定医(1種) 小児皮膚科学会員
経歴
東京女子医科大学医学部卒業
東京女子医科大学東医療センター皮膚科入局
同医局研修医終了
東京女子医科大学東医療センター皮膚科研究生
金町駅前クリニック皮膚科医員
2008年 奥戸皮膚科医院 副院長
サイトURL
http://www.okudohifuka.com/