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ドクターズコラムDOCTOR'S COLUMN

コラーゲン

vol.22「コラーゲン」

2021.04vol.22

本日は化粧品や食品に含まれる成分としてよく聞くコラーゲンについてお話ししたいと思います。
コラーゲンで張りのある肌、というような広告もよく目にします。

コラーゲンとは、皮膚、骨、腱などに含まれるたんぱく質の一種です。人の体の中のタンパク質のうち約30パーセントがコラーゲンです。
このコラーゲンは臓器や体の形を作り、支え、丈夫にするはたらきをしています。

  • コラーゲン
  • 例えば骨や腱のしなやかさも、皮膚が弾力強さと柔らかさの両方を兼ね備えることができているのも、コラーゲンのおかげです。
    皮膚のコラーゲンは「三重らせん構造」をしており、皮膚の張りと弾力を保っています。
    つまり健康的で若々しい肌はコラーゲンが大きな役割を担っているのです。

さて、このコラーゲンですが、どのようにしてできるのでしょうか。コラーゲンは人の体の中で生成されます。真皮にある線維芽細胞などによってアミノ酸からつくられます。
しかし25歳を過ぎた頃から、体内で新しく作られるコラーゲン量が減少して徐々に皮膚は弾力を失います。

また、すでに皮膚にあるコラーゲンを失うこともあります。その原因は紫外線です。紫外線を受けた皮膚は多くの分解酵素をつくり出し、これがコラーゲンを分解し、皮膚の中のコラーゲンを傷つけます。
一時的な紫外線の影響でしたら修復されますが、毎日紫外線をあびることで少しずつコラーゲンが分解されていき、シワやたるみの原因となります。

  • コラーゲン
  • 年齢によってコラーゲンが少なくなることを食べることで補おうと様々な食品が販売されています。コラーゲンを豊富に含むフカヒレやコラーゲン鍋も人気ですね。

    しかしコラーゲンを摂ったからといって体内でコラーゲンになるとは限らないのです。

コラーゲンは他のタンパク質と同じようにアミノ酸が多数結合してできている物質です。消化酵素によってアミノ酸に分解され吸収されます。 吸収されたアミノ酸はタンパク質を合成する材料になりますが、体内の様々なタンパク質に合成されるので、コラーゲンになるものもあればならないものもあるというわけです。

つまりコラーゲンは食べても必ずしもコラーゲンになるわけではない。それならば高価なコラーゲン食品を摂るより通常の食品でタンパク質を摂った方が手軽、という意見の医師が殆どでした。

  • コラーゲン
  • しかし最近では、コラーゲン由来のペプチドが関節や傷修復などの特定部分で何らかの機能を発揮している可能性が分かってきました。
    しかしまだ可能性が分かった段階です。医師としては、コラーゲンを摂ることを否定はしませんが、摂り過ぎやアレルギーに注意し、それよりもタンパク質を含むバランスのよい食事を摂ることをおすすめいたします。

また、コラーゲンを含む化粧品もよく目にします。皮膚のコラーゲンは真皮に存在しますので、表皮角層までしか届かない化粧品で皮膚のコラーゲンを補うことは難しいです。しかしコラーゲン自体が優れた保湿効果を持つ物質なので保湿作用には期待できます。

皮膚の張りを保つのにコラーゲンが重要な働きをしていることをご理解いただけたでしょうか。

また、
・バランスのよい食事でタンパク質を摂ること
・紫外線予防
の二つがコラーゲンを保つポイントです。

コラーゲンを意識して、張りのある若々しい肌を保ちましょう。

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嵯峨 真輝 (さが まき)先生

学生の頃から小児皮膚科や女性特有の皮膚科疾患に特に興味を持って学んできました。私自身も妊娠・出産を経験し、子供を育てながら医師の仕事を続けております。

専門分野
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
資格・学会
日本皮膚科学会正会員 日本レーザー医学会認定医(1種) 小児皮膚科学会員
経歴
東京女子医科大学医学部卒業
東京女子医科大学東医療センター皮膚科入局
同医局研修医終了
東京女子医科大学東医療センター皮膚科研究生
金町駅前クリニック皮膚科医員
2008年 奥戸皮膚科医院 副院長
サイトURL
http://www.okudohifuka.com/