2018.12Vol.6
早いものでもうすぐ一年も終わりですね。お忙しくお過ごしのことと存じます。さて、今回は肌の抗酸化についてお話ししたいと思います。
抗酸化物質にはビタミンC、ビタミンE、ベータ・カロチン、ビタミンA、グルタチオン、アスタキサンチンやポリフェノールなどが知られています。物質によりその働きは違い、活性酸素の発生を抑えるもの、活性酸素の酸化力を抑えるもの、活性酸素で受けた被害を修復するものがあります。上手に組み合わせて体内に取り入れたいものです。
それから、活性酸素を増やさないようにすることも大切です。そのためには普段の生活を見直す必要があります。喫煙は活性酸素を体内で大量に発生させます。また、抗酸化物質のひとつであるビタミンCを壊すことも知られています。タバコは控えましょう。紫外線も原因の一つです。紫外線は皮膚に活性酸素を発生させます。日焼けをしないよう心がけ、露出の少ない服装や日焼け止めでの紫外線予防は鉄則です。
また脂肪の摂りすぎも良くありません。脂質は活性酸素と結びつきやすいばかりでなく、脂質は過酸化脂質に変化し、それが酸化促進作用を持ちます。 アルコールは体内での分解の過程で活性酸素が発生します。しかし赤ワインには抗酸化物質であるポリフェノールが含まれています。適量を心がけましょう。またストレス、過労との関係も知られています。健康的な生活で活性酸素は減らすことができます。抗酸化作用をもつ成分を食事やスキンケアに取り入れることは効果的です。緑黄色野菜や果物を意識的に摂りましょう。
抗酸化物質の入った化粧品も市販されていますので、積極的にスキンケアに取り入れてはいかがでしょうか。
27g \18,000(税抜)
メラニンの生成を抑えて、肌にみずみずしい輝きとうるおいを与える薬用美白※クリームです。(※美白とはメラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぐことです)
嵯峨 真輝 (さが まき)先生
学生の頃から小児皮膚科や女性特有の皮膚科疾患に特に興味を持って学んできました。私自身も妊娠・出産を経験し、子供を育てながら医師の仕事を続けております。