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ドクターズコラムDOCTOR'S COLUMN

赤ら顔

vol.41「赤ら顔」

2023.12vol.41

外来診療では、寒い日に顔が赤くなるというお悩みをよくお聞きします。本日はいわゆる「冬の赤ら顔」について原因や予防法、対策なども含めてお話ししたいと思います。

赤ら顔とは主に頬が赤くなる症状です。顎や鼻にも出ることがありますが、目の周りは比較的赤みが出にくいです。まずは原因ですが、冬の赤ら顔の原因は大きく分けて二つあります。

  • 頬に手をあてる女性
  • 一つは乾燥。乾燥して皮膚表面の角質の水分が減ると、刺激に敏感になり、赤みやかゆみが出やすくなります。もう一つは温度変化です。寒い屋外から暖かな室内に入ると急激な温度変化で皮膚表面の毛細血管が拡張して赤みが出ます。屋外と屋内の気温差がより大きい寒冷地域では出現しやすいと考えられます。このふたつの両方が原因となっていることが多いように思います。また老化も原因のひとつです。

次に冬の赤ら顔の予防法です。
乾燥にはもちろん保湿です。朝晩の洗顔後はもちろん、できれば寒い風に当たったあとなど、日中にも保湿をして水分を補いましょう。そのように保湿をこまめにすることで、皮膚表面の角質に水分が行き渡り、少しの刺激に反応しない肌になるでしょう。

  • マフラー
  • 温度変化に関しては防ぐのは難しいですが、ストールやマフラーでなるべく顔に冷たい空気が当たらないようにすることが有効でしょう。マスクも効果的です。
    血行が良くなると赤みが強く出ますので、香辛料やお酒、熱い食べ物は悪化要因となる場合があります。赤くなるのが気になる方は控えめになさることをお勧めします。

最後に冬の赤ら顔への対策です。
まず、洗顔は潤いを残すタイプのものにしましょう。洗顔して皮脂や汚れを落とすことは重要ですが、冬の間は皮脂を落としすぎないことも意識して洗顔料を選ぶと良いですね。しっとりタイプ、潤い洗顔、などと記載のあるものは皮脂を取り過ぎないので洗顔後につっぱらず冬の赤ら顔への予防につながります。泡立てて優しく、こすらずに洗いましょう。

  • 保湿クリーム
  • 基礎化粧品は保湿を重要視して選びましょう。化粧水、乳液に加え、夜には保湿クリームを使いましょう。夜、お休みの前には特にしっかりと保湿をしましょう。朝はお化粧をなさる方も多いと思いますので、あまり保湿をするとお化粧崩れの原因になります。化粧水、乳液で軽めに保湿をし、日中にもできれば保湿をしたいところです。お化粧の上から使えるミストタイプの保湿剤など使いやすいものを探してみてくださいね。

エアコンの風に当たりすぎないように、エアコン吹き出しの角度を調整してみてください。また加湿器の使用を習慣にして空気の乾燥を防ぐことも重要です。紫外線が赤みの原因になることもあります。日焼け止めは一年中使用しましょう。

それでも赤みが気になる場合はコンシーラーを使って目立たなくするのも賢い方法ですね。一年中続く赤み、ほてりに関しては酒さという疾患や、慢性の毛細血管の拡張の可能性があります。保険適応の外用薬や内服薬、またレーザー治療など、現在は様々な治療法がありますので、皮膚科の受診をお勧め致します。

新年は人と会う機会も増えますね。健康で美しい皮膚で華やかなメイクもぜひ楽しんでくださいね。

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嵯峨 真輝 (さが まき)先生

学生の頃から小児皮膚科や女性特有の皮膚科疾患に特に興味を持って学んできました。私自身も妊娠・出産を経験し、子供を育てながら医師の仕事を続けております。

専門分野
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
資格・学会
日本皮膚科学会正会員 日本レーザー医学会認定医(1種) 小児皮膚科学会員
経歴
東京女子医科大学医学部卒業
東京女子医科大学東医療センター皮膚科入局
同医局研修医終了
東京女子医科大学東医療センター皮膚科研究生
金町駅前クリニック皮膚科医員
2008年 奥戸皮膚科医院 副院長
サイトURL
http://www.okudohifuka.com/